血液サラサラ食材、冷え性と美肌 くるみ、わさび、シナモン、玉ねぎ

 

冷え症冷え症の原因は、血流が悪いこと

血流を改善する食材を摂取することで冷え性が改善する可能性がある。そこで、冷え性によいとされる食材を紹介します。

くるみ

くるみの成分「αーリノレン酸」はオメガ3脂肪酸で、体内でDHAとEPAと同様の働きをする。それにより血管を柔らかくする。またオメガ3脂肪酸は血糖値を下げ、ダイエット効果も期待できる。一日の摂取量は約20~40g。

ハーバード大医学部は「くるみに癌の予防効果」の可能性があると発表。

わさび 1日5g

わさびの成分「わさびスルフィニル」が血栓を防ぎ、血液の流動性を高くする。これにより血流が改善、毛細血管にもスムーズに血液が流れるようになる。

冷え性の改善、美肌効果もあると言われる。また、抗酸化作用も高く、がん予防になると言われる。

一日の摂取量は5gで、3ケ月程度で効果が現れる。ちなみに市販の「わさびチュープ」の容量は1本42g。

「本わさび」と「西洋わさび」がある

市販の「わさびチューブ」は「本わさび」と「西洋わさび(ホースラディッシュ)」が入っている。効果があるのは「本わさび」の方。

「本わさび使用」と表示されている場合、「本わさび」が50%以上。

「本わさび入り」と表示されている場合は、「本わさび」が50%未満。

ハウスの「特選本香り生わさび」は「100%本わさび」でスーパーで100円程度で販売されている。

緑茶 1日5杯

緑茶に含まれる「カテキン」はポルフェノールの一種で、抗酸化作用がある。血管の内皮細胞の機能を改善させる。一日の摂取量は一日2~3杯から効果があり5杯以上で最も効果が高くなる。

シナモン1g以下(セイロンシナモン、カシア)

シナモンの成分「桂皮エキス」が毛細血管を強固にすることで血行改善。

日本で「シナモン」として販売されているものは「セイロンシナモン」と「カシア」(セイロンシナモン以外)の2種類がある。

ドイツ連邦リスクアセスメント研究所によると、「カシア」に含まれる「クマリン」を過剰摂取すると「肝機能障害」を誘発させる。

「クマリン」の摂取量は体重1kg当たり0.1mg以下。これはカシア(セイロンシナモン以外)に換算すると一日1.5g以下、セイロンシナモンなら一日365g以下。

東京都健康安全研究センター広域監視部 平成19 年度先行調査によると、カシアの産地別クマリン濃度は、ベトナム産5,425ppm、インドネシア産1,900ppm、マレーシア産580ppmだった。

「マレーシア産シナモン」も「カシア」と思われが、「クマリン」の濃度は比較的低い。フォションのシナモンは「セイロンシナモン」と表記されている。

玉ねぎ

玉ねぎの成分「ケルセチン」はポリフェノールの一種で、血管内皮機能の改善に役立つ。一日の摂取量は1個(200g)。

ヒハツ(ロングペッパー)

ロングペッパーとよばれ、カレーや沖縄そばに使われる。味(辛味)は一般的なペッパーとほとんど同じ。ただ、辛味が後から効いてくる感じがする。