シナモンの成分「桂皮エキス」が毛細血管(血管内皮細胞)を強化することで血行改善し、それにより血糖値が低下すると言われる。
日本で「シナモン」として販売されているものは「セイロンシナモン」と「カシア」の2種類がある。
市販されている「シナモン」の大半は正式には「カシア」と呼ばれるもので、「カシア」は大量に摂取すると肝機能障害の原因になる「クマリン」が含有されるというドイツの研究所の報告がある。
「カシア」を毎日摂取する場合でも一日1g以下であれば、問題はないとされる。
セイロン(スリランカ)産シナモン
フォションのシナモンは「スリランカ産」で、香りや味は、柔らかな印象。いわゆる「ニッキ」のような強い香りはない。
「スリランカ産シナモン」と書いている。実は、AMAZONで箱買い(10袋)しています。AMAZONで買ったものは賞味期限は1年半あったので、それまでには消費できる感じ。
セイロン(スリランカ)シナモン以外にはクマリンが多く含まれる
ドイツ連邦リスクアセスメント研究所によると、「カシア」に含まれる「クマリン」を過剰摂取すると「肝機能障害」を誘発させる。
「クマリン」の摂取量は体重1kg当たり0.1mg以下。これはカシア(セイロンシナモン以外)に換算すると一日1.5g以下、セイロンシナモンなら一日365g以下となる。
「カシア」も原産国によって「クマリン」の含有量が異なる
東京都健康安全研究センター広域監視部 平成19 年度先行調査によると、カシアの産地別クマリン濃度は、
ベトナム産 | 5,425ppm |
インドネシア産 | 1,900ppm |
マレーシア産 | 580ppm |
「マレーシア産シナモン」も厳密には「カシア」だが、「クマリン」の濃度は比較的低い。
ギャバン シナモン マレーシア産
いわゆる「ニッキ」の香りで、ある意味「シナモン」らしい香りがする。マレーシア産で、一般に「クマリン」の含有量は少ないとされる。
シナモンの効果は?
1年以上、ほぼ毎日フォションの「シナモン」を料理などに使用し、ギャバンの「シナモン」はホームペーカリーでパンを作るときに入れている。特に使用量は意識していないが、通常の使用で1日の使用量は0.3~0.5gの感じです。
「血管が強くなった」と実感することはない。そもそも、「食品」なので、薬のような劇的な効果を期待することはできないと思う。
しかし、末端血流が改善すると、「冷え性」や「抜け毛」に効果があるかもしれない。また、血糖値を下げる効果があるとされ、「ダイエット効果」も期待できるかもしれない。
1ヵ月で1本(袋)使って値段は200円~300円程度。また一般的に使われている「食品」なので安全性は問題ないと思われるし、効果があるかどうかはわからないが、今後も使っていくつもり。
発毛効果について
1年以上シナモンを食用しているが、発毛効果を実感することはない。シナモンが毛細血管を強化することで「抜け毛」を防ぐというロジックだろう。シナモンに直接「発毛効果」があるとは思えないが、血流がよくなって間接的に「抜け毛」を防ぐ可能性はあるかもしれない。